| 夏のカナディアン・ロッキー(1) ----森と湖と氷河の国のハイキング(南部)  | 
    
|  マッターホルンの初登頂者ウインパーをして、「スイスを50ばかり集めたようだ!」
      と言わしめたカナディアン・ロッキーを、いよいよ訪ねる時が来た。 北米大陸を背骨のように縦貫しているロッキー山脈は、メキシコからアラスカまで全長4500km、そのうち1450kmがカナディアン・ロッキーである。 これは、日本の本州の長さに匹敵する。 カナディアン・ロッキーの特徴といえば、氷河、針葉樹の森、青い湖であろう。 そして森林限界の上部に広がる高山植物も見逃せない。 また自然環境保護の先進国としての実態を見ることも興味深い。 しかし、広大なロッキーのハイキングには車は欠かせない(出来ればヘリコプターが望ましいという)が、不慣れな私にはリスクが多い。 そこで、アルパイン・ツアー・サービス社主催の10日間のグループ・ハイキングに妻と2人で参加することにした。 夏のカナディアン・ロッキー(2)を合せてご覧下さい。 (2002年7月)  | 
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| モレーン・レイク | ||
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| ルート図 赤い部分がカナディアン・ロッキー(1) | 
| バ ン フ 散 策 | 
| バンクーバーで入国手続きをして、国内線でカルガリーに到着。 ここから、カナディアン・ロッキーの南の入口バンフまで、130kmを専用車で走る。 途中カルガリー郊外で、1988年冬季オリンピックに使用されたジャンプ台を車窓から遠望した。 | 
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| カルガリーから車でバンフに入る途中、車窓から眺めるスリー・シスターズ | 
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| 宿泊したバンフのホテル | 夕食を済ませホテルに戻るともう10時、でもこんなに明るい。改めて北緯52度(サハリン北部と同じ)を実感。夏時間のせいもある。背後はカスケード山 | 
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| バンフのビジターセンター | センターに展示されたカナダの通信技術衛星(CTS) の縮小模型。1976年に打ち上げられたこの衛星は、当時画期的なもの。わが国の放送衛星BSの設計に関わっていた私は、随分参考にした思い出がある。  | 
    
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| センターの庭に張られたイヌイットの夏用皮製テント | センターからバンフの象徴カスケード山を望む | 
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| マリリン・モンロー主演の映画「帰らざる河」の舞台となったボウ川 | 
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|  コミ箱のフタのロックには クマの指は入らない  | 
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| クマが人間の食べ物の味を覚えないよう、ゴミ箱のフタにはクマが開けられない工夫がされている。 | この形式のゴミ箱はロッキーのいたるところで見られた | 
| バーミリオン・レイク・ハイキング | 
| バンフの近郊の、森と湖の美しいショート・ハイキングを楽しんだ。 | 
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| 湖と針葉樹の中を歩く | ||
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| ランドル山(2948m)はバンフのランドマーク的存在 | 
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| 針葉樹の間からロッキーの山々が見える | ||
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| タカネバラ アルバータ州の州花  | 
      ヤギノヒゲ | 綿毛のできる木 | |
| サルファー・マウンテン・ハイキング | 
| バンフの展望台ともいうべきサルファー・マウンテンには、2285mまでゴンドラで登り、下りを歩いた。 | 
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| ゴンドラで登る | 
      サルファー・マウンテンの東側 カスケード・マウンテンとボウ川の下流が見える | 有名なバンフ・スプリングス・ホテルが左下隅に見えるのだが--- | 
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| サルファー・マウンテンの西側 (ボウ川の上流) 氷河で削られた巨大なU字谷が雄大だ(合成パノラマ)  | 
      下山道に出てきた地リス | 
    
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| イソツツジ | ゴゼンタチバナ | ノイチゴ | イチリンソウの仲間 | 
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| チョウノスケソウ | 黄色いチョウノスケソウ | 黄チョウノスケソウの穂 | リンネソウ | 
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| バンフからレイク・ルイーズへの車から見るキャスル・マウンテン(左) | 
| レイク・ルイーズ散策 | 
| バンフから60kmほど北上して、カナディアン・ロッキー第1の景勝地レイク・ルイーズに向かう。 ヴィクトリア女王の娘ルイーズ王女に因んで名付けられたこの湖を、先住民は「小さな魚の湖」と呼んでいた。 ここを拠点に、幾つかのハイキング・コースを楽しむ。 | 
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| ホテル付近から眺めるパイプ・ ストーン・リバーとマウント・テンプル  | 
      ホテルに飾られた テレマークスキーの絵  | 
    
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| 憧れのホテルといわれるシャトー・レイク・ルイーズ | 
| レイク・ルイーズ・ビジターセンター | 
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| 下から順に、5.7、5.4、5.35、5.3、5.25億年前に 海底で堆積してできた地層(年数は相対的であろう)  | 
      その後、2億年前に堆積層が隆起し、海底火山が噴火して、現在のロッキー山脈ができたという | 
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| 氷河期以前 | 
      氷河期 | 
      氷河期以降 (氷河で侵食された跡が分る)  | 
    
| ビクトリア氷河・ハイキング | 
| レイク・ルイーズから、ビクトリア氷河など6つの氷河が見えるという1日ハイキングコースを歩いた。 | 
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| レイク・ルイーズから今日のハイキングの目標ビクトリア氷河を望む(生憎の曇天) | 
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| 登山道に現れたリス | ||
| 馬でトレッキングする人たちに出会った | ノルディック・スキーはここまで | 
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| ユキノシタ科 シコタンソウに近い  | 
      ウツボグサ | アツモリソウ | スミレの仲間 | 
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| カラマツソウ | スミレの仲間 | 赤いインディアン・ ペイントブラッシ  | 
      白いインディアン・ ペイントブラッシ  | 
    
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| ツツジの仲間 Northern Laurel  | 
      ムシトリスミレ |  イチリンソウの仲間 ハクサンイチゲに近い?  | 
      ヤナギラン | 
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| 湖畔に咲くインデアン・ペイントブラッシ | 
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| 西洋キンバイ | オダマキ | ユキザサの仲間 | ナナカマドの仲間 | 
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| ザイフリボク 別名シデザクラ  | 
      リンドウの仲間 | ワスレナグサ Forget-Me-Not  | 
      ミヤマムラサキの仲間 Stickseed  | 
    
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| 右は海底で堆積してできた堆積岩 左下は氷河が削って作った砂利(モレーン)  | 
      堆積岩はクラックが多く絶好のクライミングの対象である | 
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| ビクトリア氷河の観察ポイント 6つの氷河が見えるはずだが、生憎の天気 | ||
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| ハイキングの帰路、山上から見た湖とシャトー・レイク・ルイーズ | 
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| 蜂の巣のような巨大な岩山、その名も 「ビッグ・ビー・ハイヴ」 湖はミラー・レイク。 帰路もここまでくれば残り僅かである。  | 
    
| モレーン・レイク・ハイキング | 
| レイク・ルイーズから3.5kmのモレーンレイクを起点に、センチネル・パスまでの標高差720mを往復する1日ハイキングを楽しんだ。 | 
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| モレーン・レイクとテンピークスの山々(合成パノラマ) | 
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|             森林限界を越えたところから見るテンピークス(3枚合成パノラマ) 左から、フェイ、リトル(見えない)、ボウデン、トンザ、ペレン、アレン、チューゾー、デルタフォーム、ネプトック、ウェンクチェンナム(見えない)  | 
    
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| この峠は左側を巻いて行く | この峠が目的のセンチネル・パス(2611m) | 
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| センチネル・パスの向こう側は、氷河の侵食で出来たU字谷(合成パノラマ) | 
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| センチネル・パスから登ってきた方向を振り返ると、こちらも大きなU字谷(合成パノラマ) だから、この峠は氷河の分水嶺だった!  | 
    
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| 西洋アネモネ | アネモネの花の後に出来た種子(あだ名はヒッピーヘアー) | 
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| アザミ White Thistle  | 
      カノコソウ | スベリヒユ | |
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| ツガザクラ | キンバイの仲間 | ハクサンイチゲ | クワガタソウ | 
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| ウサギギクの仲間 | フキの仲間 | フキのつぼみ | 
| 帰路、モレーン・レイクの辺にある 「波の化石」 を見学した。 | 
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| 5.6億年前の波の化石(砂浜が化石になった) | 説明パネル | 
| カナディアン・ロッキーのハイキングの前半、バンフ周辺とレイク・ルイーズ周辺を終えた。 後半は、アイスフィールド・パークウェイの見所を訪ねながら車で北上することから始まる。 引き続き、夏のカナディアン・ロッキー(2)をご覧下さい。  | 
    
      
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